番外編 MY SWEET HOME
    第一部 もの食う人々



いつもの夕食。フライパンに出来た青椒肉絲を、鼻歌歌いながら皿にのせるシンジ。
「♪冷蔵庫の中でー凍りかけた愛をー温めなおしたーいのにー♪」
「できたのー今日なにー」
テレビを消してやってくるアスカ
「いい匂いーじゃあ頂きますか」
ビールを置くミサト
「さてここで問題です!!!!!!!!」
「は?」
「何?」
「東北の若い男女が夜ラブホテルに入っていきました。さて中で何をしたんでしょうか!!!
正解しないとご飯は食べれません」
「ちょっとバカな事言ってないで早く食べさせなさいよ」
「最初の言葉が{セ}で最後の言葉が{ス}です。正解しないと食べれません」
「は?あんた何言わせようとしてんの?スケベ!!」
「シンちゃーん。私疲れてるのお腹空いてるの」
「正解しないと食べれません」
「ミサトー答えてよー」
「しょうがないわねーまったくエロガキなんだから・・・
答えは{セックス}」
「ブー答えは{世間ばなス}」
「ビール吹いたwwwwwwwwwwwwwwwwwなまってんのかよwwww」
「は?もうわっけわかんない!!!!」


「不正解なので食べれません」
「ちょっとバカシンジ、ふざけんのもいい加減にしなさいよ!!」
「シンちゃーん。私疲れてるの早く寝たいの」
「じゃあもう一問出してやるよ。でも今度はアスカ答えろよ。
今から俺が{い}のつく言葉いうからそれを{お}にかえて言え。いくぞ{いす}」
「まったくバカみたい」
「早く言えよ」
「{おす}!!!!!!!!」
「{いか}」
「{おか}
「{いるか}」
「{おるか}」
「{いっぱい}」
「・・・もうアンタバカ?」
「早く言えよ」
「もうほんとスケベなんだから。頭の中エロい事でいっぱいね」
「早く言えよ」
「{おっぱい}!!!!!!!!!!!」
「ブー答えは{おっぱお}でしたー」
「ヽ(#`Д´)ノ ムカー」


「シンちゃーん。私疲れてるのお腹ペコペコなの」
シンジはハハハと笑って料理を差し出した。
待たされた分、食欲が増進され勢いよくお茶碗を平らげ、2人はゴハンのおかわりを頼もうとした・・・
「アレ?」
見るとシンジは頬杖ついてボーッとお茶を飲んでいるだけだ。
「アンタ食べないの?」
「え?ああ」
「どうしたの?」
「別に」
「具合悪いの?」
「いんや」
「何よ。じゃあ食べなさいよ」
「うっさいな」
「じゃあどうしたの?」
シンジはうんざりした顔で言った。
「自分で作った料理もう食う気しないんだよ」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
いつのまにか当然のように食事当番毎日シンジに押し付けていた女2人は
バツが悪そうに目を逸らすのでした。


つづく

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