この小説を再び終局へと導いてくれた
PC、DVD、スレ住人、そして50人の女性に
心から感謝いたします。





              ありがとうございました。
                         ロメオ




















THE END OF EVANGELION
















リリス、その前のゲンドウとレイ
「アダムはすでに私と共にある。ユイと再び逢うにはこれしかない。
アダムとリリスの禁じられた融合だけだ」
突如、レイの左腕が不自然にロウ細工の如くボロっと落ちる
「時間がない。ATフィールドがお前の形を保てなくなる。始めるぞレイ。ATフィールドを、
心の壁を解き放て。欠けた心の補完。不要な身体を捨て。全ての魂を今、一つに
そしてユイの許へ行こう」
レイゆっくり目を閉じる
手を伸ばすゲンドウ。幼い乳房に手を当てる
わずかに反応するレイ
「・・・・・・・んっ」
手の平が乳房にスーッと埋まっていく。左乳房からゆっくりと下腹部へ下げていく
打ち寄せる快楽に耐えてるレイ
押し殺していた声を漏らす
「あ」














第26話 まごころを、君に

#1 FLY ME TO THE MOON















風巻くジオフロント。2枚の翼を広げて滞空する初号機
とどろく森
悪魔のような初号機の顔
プラグ内のシンジ、アスカの弐号機を探す




「アスカ・・・・・・・?」




さかさまの弐号機の血みどろの顔
無残に引きちぎられた弐号機の首から肩を量産機がくわえている
シンジの目、瞳孔が開く






弐号機の真っ二つになった右手
口からはみ出した内臓
くわえられた左足
食いちぎられた左手
はらわたのはみ出た下半身
上空を舞うエヴァシリーズ



シンジの顔に不敵な笑みが広がる
「命、夢、希望 どこから来て、どこへ行く?
そんなものは・・・この私が破壊する!ケーケッケッケー ケーケッケッケー!」
吼える初号機
渦巻くジオフロント



「碇くん?」






「我は死なり!!!!!!!!!この世界の破壊者なりぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」

一気に口が開口し、肩のパーツが外れていく初号機。翼を広げ、咆哮

月面より飛び出してくるロンギヌスの槍



初号機を確認中の戦自隊
「大気圏外より高速接近中の物体あり!!!」
「何だと!!!」

「いかん。ロンギヌスの槍か!」

初号機の喉元でピタッと止まる槍。同時におさまる風



「遂に我等の願いが始まる」
「ロンギヌスの槍もオリジナルがその手に還った」
「いささか数が足りぬが、やむをえまい」
「「「エヴァシリーズを本来の姿に」」」
「「「我等人類の福音をもたらす、真の姿に」」」
「「「等しき死と祈りをもって、人々を真の姿に」」」
「それは魂の安らぎでもある・・・・・・では儀式を始めよう」







両手両足を槍に貫かれ、量産機に羽を咥えられる初号機
そして上空へ

「エヴァ初号機、勾引されて行きます!」
「高度1万2千、更に上昇中!」
「ゼーレめ、初号機をヨリシロとするつもりか」



「「「エヴァ初号機に聖痕が刻まれた」」」
「「「今こそ中心の樹の復活を」」」
「我等がしもべエヴァシリーズは皆このときのために」



輝き出すエヴァシリーズ。幾何学的に並びその頭上同一平面上に円状の光が現れる
「エヴァシリーズS2機関を解放!」
「次元測定値がマイナスを示しています。観測不能、数値化できません」
「アンチATフィールドか」
「全ての現象が15年前と酷似してる。じゃあこれってやっぱりサードインパクトの前兆なの?
シンジ君は・・・・神様になるの?」



地上、倒壊した木々の間からエヴァシリーズの輝きを見ている戦自兵たち
「S2機関、臨界!」
「これ以上はもう分子間引力が維持できません!」
見上げる戦自隊隊長
「作戦は、失敗だったな」
空間が歪む、戦自野戦司令部消滅
山ごと持ち上がって大爆発



衝撃に揺れる発令所
「直撃です!!!!!!!!!地表堆積層融解!!!」
「第2波が本部周縁を掘削中!!外殻部が露呈していきます!!!!!」
「まだ物理的な衝撃波だ!!!!!」
「戦自主力大隊消滅!!!!」
「アブソーバーを最大にすれば耐えられる!!!!!」
「大気オゾンが分解されていきます!!!!!!!!!」






天空が光に包まれているジオフロント内
広がってゆく熱波。地表を白い衝撃波が走っていく
重力と大気圧に圧縮され大気圏に沿って拡大していく熱球と降着円盤



「悠久の時を示す」
「赤き土のみそぎをもって」
「まずはジオフロントを」
「真の姿に」



「人類の生命の源たるリリスの卵、黒き月。今更その殻の中へと還ることは望まぬ
だがそれも、リリス次第か」






「事が始まったようだ・・・さあレイ、私をユイの所へ導いてくれ」
レイの下腹部。融合部分がギュッとしまる
「まさか!?」
顔を上げキッと睨みつけるレイ
「いつまで触ってんのよ、変態」
「!!」
股間を蹴られ倒れ込むゲンドウ
「な・・・・・なぜだ」
「私は碇くんのモノだもの」
再生されていくレイの腕。そのまま宙に浮かび昇っていく
「頼む!待ってくれ、レイ!」
「黙れ、碇くんが呼んでる」
「レイ!!!!!!!」
リリスに近づくレイ
「ただいま」




おかえりなさい







リリスの中に溶け込むレイ
手が動き出して杭をする抜ける
LCLに着水。水柱が巨体を覆う



股間を押さえて地面に這いつくばりながら見上げるゲンドウ
LCLが雨のように降り注ぐ
起き上がるリリス。ズルリと仮面が外れ落ちる






LCLに浮くリツコの死体。衝撃が伝わりゆっくりと揺れる
リリスの身体がレイのそれに変わってゆく。ゆっくりと顔と体を上げていくリリス
糸を引く仮面との融合部
「レイ・・・・・」



「ターミナルドグマより正体不明の高エネルギー体が急速接近中!」
「ATフィールドも確認!分析パターン青!」
「まさか、使徒!?」
「いや、違う!ヒト!人間です!!」





つづく

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