「バカシンジ。昔の雰囲気に戻すのは我らの手では不可能だよ」
「なぜ毎日投下しない」
「エロパロ板にはスレは立ってないのだぞ」
「エロゲーを優先させました。やむをえない事象です」
「やむをえないか。言い訳にはもっと説得力をもたせたまえ」
「最近の君の作品には目に余るものがあるな」
「・・・・・・・冬月チャット中だぞ・・・・・わかった。通販のエロゲーが届きました。続きはまた後ほど」
「その時君のスレが残っていたらな」
「ロメオ、スレ住人を裏切るつもりか」

「いい加減なこと言わないでよ!!!!!!!!!バカシンジのクセに!!!!!!!!!」
「本当なんだ・・・加持さんはもういないんだよ・・・」
「・・・・嘘」

零号機自爆後の町、廃墟の家でネルフ諜報二課に保護されるアスカ

その情報が回ってこないため単独でアスカを探すシンジ。携帯でヒカリに電話
「ヒカリ!だからどこ行ったんだよアスカは!え?泣いてちゃわかんねえだろうが!!」

「碇司令。ネコが死んだんです。お婆ちゃんの所に預けていた。ずっと構っていなかったのに
突然もう二度と会えなくなるのね」
「なぜ、ダミーシステムを破壊した」
「ダミーではありません。破壊したのはレイですわ」
「今一度問う。なぜだ」
「シンジ君がお母さんと呼んでくれたから。さっさとこの婚姻届にハンコを押してくれたらどうです!
最初の結婚の時みたいに!」
「・・・・・・・・君には失望した」
「失望?のらりくらりと決断を先延ばししてまだまだ独身生活満喫したいなーなんて思ってるくせに!
奥さんに先立たれて仕事に打ち込んで若い女性職員の同情誘ってそれを利用して(゚д゚)ウマー! なくせに!
私には何も!何も!何も・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「ちょっと!逃げるな!・・・・・・・・・・・・・・・うっうっどうしたらいいのシンジ君・・・・・・・」

彷徨いたどり付いた夕暮れの浜辺で立ち尽くすシンジ
(アスカがなんで落ち込むのかわからない・・・・エヴァに乗っていない時間が本当の人生なのに。
もっと側にいて上げれば良かったのに。加持さんの事を話したのは失敗だった・・・・・
トウジもケンスケもみんな家を失って他の所へ行ってしまった。
{淫乱熟女課長。残業手当はサービスサービス}のエロDVDを俺から借りたまま行ってしまった。
友達は友達と呼べる人はいなくなってしまった、誰も。青葉さんも忙しくてセッションどころじゃない。
綾波には会えない、胸が壊れそうで。綾波、この腕の中にいたあのか弱い天使はどこに・・ぅぅ。
ヒカリ・・・会いたい。でも会えない。彼女を傷つけてしまいそうで。
ミサトの体、ミミズ千匹・・・最近は毎日。でも、でも悲しみが循環するだけで・・・辛い
リツコさんは捕まってしまった。彼女がなぜあんなことをしたのかわからない。なぜ綾波に嫉妬する?
普通に親父とリツコさんを結婚させて俺がネルフの二代目司令になってラブラブハーレム計画は
頓挫した。楽しみにしてたのに、どうして・・・。
親父はいったい何を考えている?なんでリツコさんを幸せにしてやらない?何をしようとしている?
わからない・・・・・あのバカだけは。やはりアイツ変態なのか?変態の心理なんてわからない
アスカは俺をそう呼んだな。俺は変態なのか?俺だけが変態なのか?わからない・・・・うう
綾波・・・俺はどうすれば・・・誰も憎めないよ・・・綾波・・・・俺の天使・・・・・・・・うう・・・・・・・・・)
ポケットから綾波の下着を取り出し口元に当てたまま地に崩れ落ちる

真っ赤な水面に映った自分の顔。揺らぎ歪む自分の顔
「ダメだダメだダメだダメだ!碇シンジ!!!!あと一匹なんだ使徒は!!!!俺が倒せば!!!!全ては
解決するはずなんだ!!信じるんだ!!!使徒さえ倒せば、みんな戻ってくる!全て元通り・・・
お前がやるんだ碇シンジ!お前は最高にタフなパイロットさ。必ず最後の使徒をぶっ殺して!!!
お前がぶっ殺して!!!!!みんなで幸せになるんだ!!!!」
水面に映る、綾波の下着を被った自分の顔に言い聞かせるシンジ。どこからともなく聞こえてくる鼻歌
「パンツもいいけど、歌はいいねえ。歌は心を潤してくれる。リリンの生み出した文化の極みだよ。
そう感じないか、碇シンジくん」
「俺はフルトベングラーしか認めないけどな・・・・なんで俺の名前を?」
「知らないものはないさ。失礼だが君は自分の立場をもう少しは知った方がいいと思うよ」
(その通りだ。俺の戦歴を理で量るならコイツのいう事は正しい。だが正しい理になぜこうもいらだつ?
「僕はカヲル。渚カヲル。君と同じ仕組まれた子供。フィフスチルドレンさ」
「フィフスチルドレン!新入りか」
「カヲルでいいよ。碇シンジくん」
「俺はDIJ。最強にタフなソルジャーさ。よろしくな。お前メロンソーダとチリドッグ好きか?」

シンクロテストで驚異的な数値を出すカヲル

「やぁ僕を待っててくれたのかい」
「まぁな。新入りに色々ここのしきたりを教えてやろうと思ってな」
「今日は?」
「定時試験も終わったし、あとはシャワーを浴びて帰るだけだが。
最後の使徒限定のレンタル移籍でもお前は大切な戦力だからな。家にもあんま帰りたくないし」
「帰る家、ホームがあるという事実は幸せに繋がる。良いことだよ」
「よせよ。ミサト底なしだし、流石に体力が持たない。アスカも心配だし」
「僕はもっと君と話がしたいな」
「もちろんだ。もうお前は仲間だからな」
「一緒に行っていいかい」
「アスカは面会謝絶だから、又今度だな」
「シャワーだよ、これからなんだろ」
「お前先輩には対する敬意が足りないな。敬語を知らないのか」
「ダメなのかい」
「まぁいいさ、じゃあいくか」

2人で風呂に入る
「いいか新入り。お前がどれだけテストでいい点を取ったとしてもそれは実戦とは違うんだ。
テストと実戦は言ってみればエロビデオとトルコのハーレムくらい違う。16匹全ての戦いに
参加した俺こそ最高の兵士さ。勿論俺だけの力じゃあない。チームワーク。最高にタフな仲間たちと
掴んだ輝かしい勝利さ。それに比べればお前のテストの結果なんて死人に履かせるブーツみたいなものさ
いいかもう一度言うぞテストと実戦はちがうって!おい!」
いきなり手を重ねられて仰け反るシンジ
「一時的接触を極端に避けるね君は。怖いのかい人と触れ合うのが」
「男と接触なんてしたことねえから・・・仲間といったって女ばっかだったからな。
もちろん最高にタフだったが、やはりGirlだからな。今は入院してる。
少しとっつきにくいけどいい奴さセカンドは。お前ちゃんと敬意を払うんだぞ。大先輩だからな。
最高にイイ女なんだぜ。だけど今は少し痩せてしまってな。色々あったのさ、辛いことが
もっと俺が側にいてやればこんなことにはならなかったんだが・・・・」
「他人を知らなければ裏切られることも互いに傷付くこともない。でもさびしさを忘れることもないよ」 
「そう通りさ。アイツと俺はいつも助け合ってた。さびしいなんて思ったことはなかった。
だから一緒に戦ってこられた。勿論ファーストも。ファーストは・・・最高にクールな奴さ。
でも今は記憶を失ってるんだ・・・激しい戦いの連続でな。クールに全てを忘れ過ぎたのさ。
もっと俺が側にいてやればこんなことにはならなかったんだが・・・・」
「人間はさびしさを永久に無くすことはできない。人は一人だからね。ただ忘れることができるから
人は生きていけるのさ」
「・・・忘れたくない、どんなに辛くても忘れられない大切な事だってあるさ」

電気が消える
「時間だ。上がるぞ」
「もう終わりなのかい」
「ああもう寝るぞ」
「君と?」
「そこまで軍隊式にしなくてもいいんだ」
「そう」
カヲルは立ち上がり、呟く
「常に人間は心に痛みを感じている。心が痛がりだから生きるのも辛いと感じる」
「生きるのが辛いぜ。そんなことばかり考えてると」
「ガラスのように繊細だね、特に君の心は」
「みんなそうさ」
「好意に値するよ」
「行為・・・」
「好きってことさ」
「じゃあ明日カラオケでも行こっか。みんなでな!」

第弐拾四話 最後のシ者



カヲルの家に泊まるシンジ
「やはり僕が下で寝るよ」
「いいじゃねえか。修学旅行みたいで。・・・・行ったことねえけど
カヲルくんは行ったことあんの?」
「君は何を話したいんだい?僕に聞いて欲しいことがあるんだろ」
「・・・色々あったんだここに来て。来る前は先生の所に居たんだ。モノマネをしたら怒られ、
エロ本を読んでたら捨てられた。でもそれでも良かったんだ。先生にはネットの知識がなかったから・・・」
「人間が嫌いなのかい」
「そうかもしれない・・・でも女の子は大好きだった。そうだ好きな子言い合いっこしようぜ。
修学旅行っぽいじゃん。お前童貞?モテそうだけど」
「僕は君に会うために生まれて来たのかもしれない」
「いやすいません。俺まだそこまで行ってないっス。まだ女の子に飽きてないっス」

「・・・・・・・・・・・よくこられたわね」
「聞きたいことがあるの」
「ここでの会話録音されるわよ」
「かまわないわ。あの少年の、フィフスの正体はなに」
「・・・・・・・おそらく最後の使者」

弐号機の前に立つカヲル
「さあ行くよ。おいでアダムの分身、そしてリリンのしもべ」

第拾七使徒 タブリス襲来

「遅いな。シンジくん」
{エヴァ初号機、ルート2を降下、目標を追撃中}
「ミスったぜ。あんな化け物達の頭目なんだから人間に化けるなんて造作もないわな
しかし誰も警戒していなかったとは!!!」
{初号機、第4層に到達、目標と接触します}
「カヲルくん!!!!!浮かんでやがる・・・・」
「待っていたよシンジくん」
襲い掛かる弐号機。応戦する初号機
「お前の役目は終わりだ弐号機!!!アスカは普通の女の子に戻るんだ!!!」
「エヴァシリーズ。アダムより生まれし人間にとって忌むべき存在・・・それを利用してまで
生き延びようとするリリン。僕にはわからないよ」
「世迷言おおおおお!!!!!」
「エヴァは僕と同じ体で出来ている。僕もアダムより生まれしモノだからね。
魂さえなければ同化できるさ。この弐号機の魂は今自ら閉じこもっているから」
初号機のナイフがカヲルに跳ね返される
「ATフィールド!!!!!!!」
「そう。君たちリリンはそう呼んでるね。何人にも侵されざる聖なる領域、心の光。
リリンもわかっているんだろ。ATフィールドは誰もがもっている心の壁だということを」
「リリンて誰だよおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

エヴァ両機、最下層に到達、ターミナルドグマまであと20

「初号機の信号が消えてもう一度変化があった時は・・・・・・・・・・・」
「わかってます。その時はここを自爆させるんですね。サードインパクトを起こされるよりマシですから」
「すまないわね」
「いいですよ。あなたと一緒なら」
「ありがとう」

(人の運命か。人の希望は悲しみに綴られているのに)

大衝撃
「どういうこと!!!!!!!」
「これまでにない強力なATフィールドです!!!!!」
「脳波、電磁波、粒子も遮断しています!!!!何もモニターできません!!!!!!!!!!」
「まさに結界か」
「目標およびエヴァ弐号機初号機ともにLOST!!パイロットと連絡も取れません!!!!!!!」

ターミナルドグマに到達
初号機しっかり受身を取る
「くっ!カヲルくん!!!!!!!!」
初号機の足を掴む弐号機
「持ち主に似てしつこい奴だなぁ!!」

「最終安全装置!解除!」
「エヴンズドアが開いていきます・・・」
「ついに辿りついたのね、使徒が・・・日向くん」
頷く日向くん

弐号機と闘う初号機。響く地鳴り
「なんだ!!!!」
「状況は!!!!」
「ATフィールドです」
「ターミナルドグマの結界周辺にさっきと同等のATフィールドが発生!!」
「結界の中に浸入していきます!」
「まさか!新たな使徒!!」
「ダメです確認できません。あ、いえ消失しました」
「消えた!?使徒が!?」

見下ろす綾波
「綾波!!!!!俺に!!俺に力を!!!!!!!愛の力を!!!!」

アダムの前に到達するカヲル
「アダム我らの母たる存在、アダムに生まれしモノ。アダムに還らねばならないのか
人を滅ぼしてまで・・・・違う!これは・・・・・・・・・リリス!!!!!そうか・・・そういう事かリリン」
弐号機を倒した初号機。カヲルを両手で叩く。だが避けられる。また叩く。避けられる
「クソッ。アースジェットはないのか!!!!!!!」
初号機、カヲルを掴む
「ありがとうシンジくん。弐号機は君に止めておいてもらいたかったんだ
そうしなければ彼女と生き続けたかもしれないからね」
「勝手な事ばっか言ってんじゃねえよ」
「僕が生き続ける事が僕の運命だからだよ。結果、人が滅びてもね
だがこのまま死ぬこともできる。生と死は等価値なんだ。僕にとってはね」
「精子はトーチカなんだ?君が何を言ってるのかわからないよ・・・・・」
「自らの死、それが唯一の絶対的自由なんだよ」
「世迷言だな」
「遺言だよ。さあ僕を消してくれ。そうしなければ君らが消えることになる
滅びの時を免れ未来を与えられる生命体は一つしか選ばれないんだ
そして君は死すべき存在ではない。君たちには未来が必要だ。
ありがとう、君に会えて嬉しかったよ」
「俺ももっと話したかったけどな・・・あばよ使徒」

初号機、使徒を撃破

浜辺でたたずむシンジとミサト
「ああやっと終わったな。これで使徒は全部終わったぜ。平和になった。俺、英雄だよな!
モテモテ人生だよな!!!一生講演会や自伝出版で食っていけるよな!!!!!!!!
アイツが使徒だって事証明できずに殺人で起訴されるオチとかないよな?
・・・これでみんな幸せになれるんだよな?」
「わからないわ・・・」
「・・・・そりゃないぜパイパンさん」
「パイパン言うな!!!!!」

つづく

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