「FF作家というのはどうも自分の考えを信じすぎるからね」
「独善的ですか」
「思い込みが激しすぎるのだよ。現実でまともな生活を送られん連中だからな」
「そういう人種がこの板で求められている。皮肉なものです」
「彼らはそんな崇高なものではない。発表は喜びであり理解は支配に繋がる
求めているのは自分の気持ちよさだけだ」

{はいただいま留守にしております。発信音の後にメッセージをどうぞ}
公衆電話で電話する加持。ネルフIDカードをじっと見つめる
「最後の仕事か・・・・まるで血の赤だな」

第弐拾壱話 ネルフ、誕生



「拉致されたって!!!先生が!!!」
「今より2時間前です。CCさくら板を最後に消息をたっています」
「2ちゃんねる内、しかもすぐ近くじゃない。あなた達諜報部は何やってたの」
「身内に内報及び先導したものがいます。その人物に裏をかかれました」
「諜報二課を煙に巻ける奴・・・・・・・まさか」
「加持リョウジ。この事件の首謀者と目される人物です」
「で、私のところに来たわけね」
「ご理解が早く助かります。作戦課長を疑うのは同じ職場の人間として心苦しいのですが。これも仕事ですので」
「彼と私の経歴を考えれば当然の処置でしょうね」
「ご協力感謝します。お連れしろ」

「ひさしぶりです。キール議長。まったく手荒な歓迎ですな」
「非礼を詫びる必要はない。君とゆっくり話をするためには当然の処置だ」
「相変わらずですね。私の都合は関係なしですか」
「議題としている問題が急務なのでね。やむなくの処置だ」
「わかってくれたまえ」
「委員会ではなくゼーレのおでましとは」
「我々は新たなエロを作るつもりはないのだ」
「ご協力を願いますよ。五寸釘ロメオ先生」
「ロメオ先生か・・・・・・・・・・」

1999年 京都
「先生ーロメオ先生ー(キャビキャビ)」
「ん?ああ君たちか」
「これからどうですか?鴨川でビールでもーその後とアタシとデートしてくださーい(キャピキャピ)」
「リョウコーずるいー今日はゼミの親睦会でしょー(キャピキャピ)」
「そうよー抜け駆けなんてしてーアタシも先生とデートしたーい(キャピキャピ)」
「またかねーそれに先生はやめてくれよ。同い年なんだから」
「何言ってるんですかー飛び級とおり越して講師になった超天才のくせにー(キャピキャピ)」
「教授もたまには顔を出せっていってましたよー(キャピキャピ)」
「ああ、わかったよ」

「たまにはこうして外で飲むのもよかろう」
「はぁ」
「君は優秀だが女癖が悪くて困るな・・・・・・・」
「ウヘヘ恐れ入ります」
「ところでロメオくん。生物工学でおもしろいレポートを書いてきた学生がいるんだがね。碇という学生なんだが
知ってるかね」
「碇?いいえ」
「君のことを話たら是非会いたいと言ってた。そのうち連絡があると思うが・・・・・手出すなよ!」
「碇くんですね。わかりました」

「先生・・・・どうでした・・・・・私の」
「うん。まだ少女の面影は残るが刺激的だったよ。初めて、だったんだね・・・・・とっても素敵だったよ」
「はい・・・・・・・・・先生。私も嬉しい。でも先生私の体のレポートの話じゃなくて」
「何言ってるんだ。レポートを口実に私に近づいてきたくせに」
「ヤダッ先生ったら・・・・・」
「あれどうしたの?どうして泣くの?まだ痛かった?」
「いいえ。まだ先生のが挟まってるようなカンジがするけど・・・・嬉しいから」
「嬉しいという字は女が喜ぶと書く。君は本当の嬉しさを知ったんだよ」
「先生の・・・・・・・・・おかげです。幸せ」
「ユイくん」
「はい」
「この先どうするつもりかね。私の研究室でずっと一緒にいてくれるんだよね。まさか就職して私を捨てるつもりかね」
「もう先生ったら。それに第三の選択もあるんじゃありません?家庭に入ろうかとも思っているんです
先生のプロポーズ待ちですけど・・・・・・・・・・きゃっ私ったら。もう先生のバカバカ」

「S2機関を自ら搭載し絶対的性欲を手にした初号機パイロットバカシンジ」
「このスレに必要なのはバカなのだよ」
「我々にはSEXマシーンは不要なのだよ」
「エロを作ってはいかん」
「このスレに純愛など似合うと思うのかね」
「おっしゃってる意味がよく・・・・・・・わかりませんが」
「どちらにしろ君の知る限りのことは話してもらうが・・・その気になったら話してくれたまえ」

「六文儀ゲンドウ?聞いたことはあります。いえ面識はありませんが。色々と噂の絶えない男ですから
え?私を身元引受人に?なんで私が?」
「ある人物からあなたの噂を聞きましてね。一度お会いしたかったんですよ」
「酔ってケンカとは意外と安っぽい男だな」
「話す間もなく一方的に絡まれましてね。人に好かれるのは苦手ですが疎まれるのは慣れています」
「まぁ私には関係のない事だ。男となんて口を聞きたくない」
「ロメオ先生。どうやらあなたは私が期待した通りの人のようだ」
そう彼の第一印象は{嫌な男}だった

そしてあの時はまだこの国に季節、秋があった。私はユイ君と山登りした
「本当かね」
「はい六文儀さんとお付き合いさせて頂いてます」
それを聞いた時私は驚きを隠せなかった。
「君があの男と並んで歩くとは」
「あらロメオ先生。あの人はとてもかわいい人なんですよ。みんな知らないだけです」
「私の方がかわいいに決まってる!!!!」
「先生ったらクスクス。あの人に紹介したこと、ご迷惑でした?」
「いやあんな奴はクズさ。権力がないと女さえ抱けないクズ男・・・・・・・君はいったいどういうつもりなんだね」
「え?」
「私が忙しくして君にかまってやれないからといってもう他の男とくっついて。おまけにその男を私に紹介するなんて」
「そんな・・・・」
「今度はどんな手を使ってあいつに近づいたんだ?女体のレポートでも依頼したのかね!私の時みたいに!」
「・・・・ロメオ先生、私は大学に入学してから何年も先生に片思いをしてたんです。先生に初めてを捧げたあの日は
私にとって最高の思い出です。でも・・・先生は・・・・・一人の女じゃ満足できない人だから・・・・・・・・・」
私は目を伏せ涙を零す彼女に携帯電話を渡した。
「先生?」
「この中に登録してある女性の番号は全部君が消してくれてかまわない。その代わりあの男とは別れてくれ」
「先生・・・・・・・・」
「失って始めて君の大切さに気付いたんだ。お願いだ、ユイくん。私を捨てないでくれ」
彼女はしばらく掌の携帯を見つめて、私に返した
「その言葉・・・あの時に言って欲しかった・・・・・・・・・・・」
私はその返事を聞いて愕然と立ち尽くした。振り出した雨にも気付かずに
「いけません先生。風邪をひいてしまいます。こちらへ」

私たちは山小屋に入り一夜を共にした。二人きりで温めあった。ユイの心とは別に女体はまだ私を求めているのだ
「ユイたん、ユイたん」
「くすぐったいわ・・・・・フフフ、先生ったら子供みたい。携帯電話、結局使えなくなってしまいましたね」
「よかったんだ、これで。自分の本当の気持ちに気付いたから」
「先生・・・・・」
「ユイくん。あの六文儀という男は君の才能とそのバックボーンにある組織を目的に近づいただけなんだ。
仲間内では通説なんだ。君を利用しているだけなんだ。だからあんな奴と付き合うのはやめてくれ」
「先生やめてください。あの人の悪口を言うのだけは・・・・責めるなら私を責めてください」
「攻めてやるとも、ハアハア」
「やん・・・ダメ先生・・・・少しお休みにならないと」
「ハァハァ、ゼーレとかいう組織なんかより、私の方が君の体の組織を知っているぞ。どこが感じるのかも」
「あっあっダメ・・・・そんな突いちゃ・・・・ん・・・・・ぁっ」
「ハァハァ。君は母性的で誰にでも優しいが私にとってはいやらしい一人の女さ・・・・・ハァハァ・・・ユイたん」

2000年 南極大陸。セカンドインパクト。20世紀最後の年にあの悲劇は起こった
2001年 そして21世紀最初の年は地獄しかなかった。他に語る言葉を持たない年だ。
2002年 ワールドカップ日韓大会があった。鈴木師匠にマジ惚れた

同年南極大陸
「これがかつての氷の大陸とはな。見る影もない」
「ロメオ教授」
「君か。よく生きていたな。君は例の葛城調査隊に参加していたと聞いていたが」
「運良く事件の前日日本に戻っていたので悲劇を免れました」
「そうか。六文儀くん、君は・・・・・・・」
「失礼。今は名前を変えていまして」
「葉書?名刺じゃないのかね」
{結婚しました。碇ゲンドウ、ユイ。お久しぶりですお元気ですか}
「碇・・・・碇ゲンドウ・・・・・・・・」
「妻がこれをロメオ教授にとうるさいので。あなたのファンだそうです」
「そそそそれは光栄だな。ユユユユユイ君はどうしてる。ここここここのツアーには参加しないのかね」
「ユイも来たがっていましたが、今は子供がいるのでね」
「Σ(゚д゚|||)ガーン きききききききききききききききき君の子供だよね」
「?そうですけど。変な冗談はやめてください」

南極調査船 第二隔離施設
「彼女は?」
「例の調査団ただ一人の生き残りです。名は葛城ミサト」
「葛城?葛城博士のお嬢さんか」
「もう2年近くも口を開いていません」
「ひどいな」
「それだけの地獄を見たのです。体の傷は治っても心の傷はそう簡単には治りませんよ」
「まぁ治って成長したらペチャクチャ話しだしてビールガバガバ飲んで下の口で男のモノをガバガバ呑み込むんだろ」
「ひどいな」
「こっちの調査結果も簡単には出せないなぁ」
「なんでミサトちゃんを裸にして写真撮ってんだよ!!!!!変態!!!!!!!!」

その後、国連はセカンドインパクトは大質量隕石の落下によるものであると正式発表した。だが私の目から見れば
それはあからさまに情報操作をされたものだった。その裏にはゼーレ、そしてキールという人物が見え隠れしていた。
私はあの事件の闇の真相を知りたくなった。たとえその先に碇ユイの名があろうとも。いや実際それが目的だった。

2003年箱根 国連直轄人口進化研究所 所長室
「なぜ光の巨人の存在を隠す。セカンドインパクト、知っていたんじゃないのかね君らは。その日あれが起こる事を
君は運良く事件の前日に引き上げたと言っていたな。全ての資料を一緒に引き上げたのも幸運か!」
「こんな物が処分されずに残っていたとは意外です」
「君の資産を調べさせてもらった。子供の養育に金はかかるだろうが個人で持つには額が多すぎないかね」
「さすがはロメオ教授。経済学部にでも転向なさったらいかがです?」
「セカンドインパクトの裏に潜む。君たちゼーレと死海文書を公表させてもらう!あれを起こした人間たちを許すつもりはない」
「お好きに、ただその前にお目にかけたいものがあります」

ジオフロントを降りる
「あらロメオ先生」
「赤木くん。君もかね」
「ええここは目指すべき生体コンピューターの基礎理論を模索するにはベストの所ですよ。マギと名づけるつもりですわ」
「いや婆さんは用済みだから。」
「オラ━ッッ!!(●゜Д゜)━●)´Д`)・:'.がぁッ」
「五寸釘。俺と一緒に人類の新たな歴史を作らないか。もしOKならこちらにいる赤木博士の娘さんが接待してくれるぞ」
「うむ。男と女はロジックじゃないからな」
「ふざけんな!!!」

2003年 箱根 芦ノ湖畔
「今日も変わらぬ日々か、この国から秋が消えたのはさびしい限りだよ。ゼーレの持つ裏死海文書、そのシナリオのままだと
十数年後に必ずサードインパクトが起こる」
「最後の悲劇を起こさないための組織。それがゼーレとゲヒルンですわ」
「私は君の考えに賛同する。だからさ俺と逃げよう。さもなくばあの資料を公表してやる!!!!!!!」
「ロメオ先生・・・・・・・・あの封印を世界に解くのは大変危険です」
「警告も受けたよ。あの連中が私を消すのは造作もないようだが、私はそう簡単にやられる男じゃない」
「そんな・・・・簡単なんですよ。人を滅ぼすのは」
「だからといって君が被験者になるなんて、君にもしもの事があったら・・・・・・・・」
「全ては流れのままにですわ。私はそのためにゼーレにいるのですから。シンジのためにも」
「もうサードインパクトは起きたんだよ?」
「え?」
「2000年にね。1999年に私たちが出会った日がセカンドインパクトなんだから」
「まぁ先生ったらクスクス。シンちゃんロメオ先生ったらおもしろいよねー」
「なぁシンちゃんは本当にゲンドウの子供?全然似てないよ」
「やですわロメオ先生。私の子供ですわ。ほら私にそっくりじゃないですか」
「あ、ああそうか、そうだよな。HAHAHAHAHAHAHA・・・・・・・ユイくん」
「きゃっいけません、先生・・・・・」
「もう一度私とやり直そう。私は本気だ。私の心にサードインパクトを起こしてくれ」
「ダメです先生・・・・・シンジが見ています。お願い元の優しいロメオ先生に戻って・・・・・・・あっ・・・・・」
「君が私を獣に変える。君を幸せにできるのは私だけだ。心も体も、ね。それなのに君は認めようとしないんだね」
「ダ、ダメ!せ、先生・・・・・・・・・・・ん・・・・・・・ぁ・・・・・・・・・・・・・・」

2004年  箱根地下第二実験場
女性職員の尻ばかり追いかける幼児シンちゃんと御対面。
(や・・・やっぱ似てるよ・・・・・・・・・・・俺の子供じゃねえのか?)
「なぜ、ここに子供がいる」
「碇所長の息子さんです」
「てめえには聞いてねえよ。用済みババァ」
「お前ちょっと表出晒せコラァ!!!!」
「碇ここは託児所じゃない。今日は大事な日だぞ」
「碇所長コイツなんでいるんですか?コイツ文系じゃん。なんもできないじゃん。子供と同レベルじゃん!!!!!」
「バカだな。俺みたいな優秀なスコアラーがいないと現代野球は勝てないぞ」
「ごめんなさいパパ。い、いやロメオ先生。私が連れてきたんです」
「ユイくん。今日は君の実験なんだぞ」
「だからなんです。この子には明るい未来を見せておきたいんです。大好きなロメオ先生にも。きゃっ私ったら」

「それがユイさん最後の言葉でした。イレギュラーな事件は彼女をこの世から消し去ってしまいました。私の願いその
ままに。なんて嫌な女なんでしょうね。ロメオが死ねばよかったのに。リッちゃん。アレから碇所長は変わったわ」

「この一週間どこへ行っていた。五寸釘ロメオ。傷心もいい。だがもうお前一人の体じゃない事を自覚してくれ」
「うう・・・ユイたん・・・シクシク。・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン」
「まあいい。五寸釘。今日から新たな計画を推進する。キール議長には提唱済みだ」
「まさか、あれを」
「そうだ。かつて誰もがなしえなかった神への道。人類補完計画だよ」
「じゃあユイたん生き返るの!!!再び綺麗な体で生まれ変わるの!!!!!!!!!」
「お前には失望した」
「黙れ根暗男!!!!!!!お前がユイたんを殺したんだろ!!!ユイたんを女にしたのは俺だぞ!!!ユイたんは俺のモンだ!!!!!!!!」
「もう二度と会う事もあるまい」
「次に会うのは法廷だぜ!!!!!!!!!」

2010年
キール・ローレンツを議長とする人類補完委員会は調査組織であるゲヒルンを即日解体。全計画の遂行組織として
特務機関ネルフを結成した。そしてそのまま籍をネルフへと移した。超天才の私と用済みババァを除いて。

2015年
「さて、行きますか」
ドアが開く。光が差し込む。
「加持さん!!!!!!!!」
「ご無沙汰です。外の見張りにはしばらく眠ってもらいました」
「これ夢だよね?俺悪い夢を見てただけなんだよね?バカシンジが俺の子供だなんて悪い夢だよね・・・・
板住人に殺されないよね?だいたいさらっておいて助けるなんて加持さん人が悪いよ」
「ロメオ先生にエヴァの世界で生きることの辛さを知って欲しかったんですよ。それにあんまり出番がないので
自己アピールも兼ねておかないと。ヤバいんですよ。色々ね」
「・・・・・・・・・・・・・」
「さあ先生、元の世界にお戻りください」
「え?だ、だってこのままだと加持さん殺されちゃうんだよ?この行動が命取りになるんだよ」
「もとより覚悟の上です」
「そ、そんな・・・できないよ」
「さあ早く。現実世界に戻って作品の続きを書いて下さい」
「で、できないよ・・・・・・・加持さんが死んじゃうよ」
「ロメオ先生。私はここで撃たれて死ぬことしかできません。ですが先生には先生にしかできない先生にならできる
ことがあるはずです。誰も先生に強要はしません。自分で考え自分で決めて下さい。自分が今何をすべきなのか。
ま、後悔のないようにね」
「加持さん・・・・・俺は卑怯でずるくて臆病で過疎板のスレくらい何したっていいやって思って・・・・・・・・・」
「カットされた名セリフが言えました。先生のおかげです。さあ早く。先生まで殺されてしまいます」
「加持さん・・・・・俺、俺、俺」
「葛城とアスカをあんまり泣かせちゃダメですよ。先生の素晴らしい作品がみんなに喜んでもらえる事を祈ってますよ」
「加持さーーーーーーーーーーーーーーーーん」
「ふう、これでまあまあ目立ったかな?さて・・・・・・よお、遅かったじゃないか」

「暗いところはまだ苦手ね。変態にイタズラされたことばかり思い出すわ」
「ご協力ありがとうございました」
「もういいの?」
「はい問題は解決しましたから」
「そう・・・・・・・・彼は?」
「存じません」

「ただいま」
家に帰るミサト。机の上で加持の安否を気遣う。赤く光る留守番電話のランプに気付く。恐る恐るボタンを押す

{ピー。葛城、オレだ。多分この話を聞いてる時は、君に多大な迷惑をかけた後だと思う。すまない
リッちゃんにもすまないと謝っておいてくれ。あと、迷惑ついでにオレの育てていた花がある。
オレの代わりに水をやってくれると嬉しい。場所はシンジくんが知ってる。
葛城、真実は君と共にある。迷わず進んでくれ。もし、もう一度会えることがあったら
8年前に言えなかった言葉を言うよ。じゃあ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・午後0時2分です}

「バカ・・・あんた・・・・ホントにバカよ・・・・・・・・・・・・・・・」
ミサトは泣き崩れる

その時、私はミサトをただ見ていることしかできなかった
他には何もできない何もいえない、エヴァオタなんだと
私はわかった。

シンジは?
シンジはスイカ畑に水をやっている。
明日咲く、花のために

つづく

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