第拾七話 四人目の適格者



のどかな学校生活
「起立、礼 着席」
「さーってメシやメシ。学校最大の楽しみやからな」
「ちょっとシンジ。きんぴか入ってないじゃない。きんぴか」
「は?ああ、きんぴらゴボウの事ね」
「そう、それ!作れっていったでしょ」
「アレ作るの面倒臭えんだよ。朝、時間ないし。つーか自分で作れ」
「なんや、又夫婦喧嘩かいな」
( ゚∀゚)アハハ( ゚∀゚)アハハ( ゚∀゚)アハハ( ゚∀゚)アハ( ゚∀゚)アハハ
「むぅぅ・・・違うわよ!!!!!」
「( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \ 」
「アンタも否定してよ!!!!!!!」

綾波の家にプリント届けに行くシンジとトウジ
「綾波ー入るよー」
「女の部屋に黙って入るのはようないと思うでー」
「しょうがないよ。綾波は俺のモノなんだし」
「え・・・・」
ずかずか入るシンジについていくトウジ
散乱して殺風景な部屋
「なんやーこれが女の部屋かいな無愛想やな」
「あらあらあの子ったらしょうがないわねー」
勝手に片付けだすシンジ。レイ帰宅
「おお邪魔しとるでー」
「なに」
「あれが溜まってたプリントや」
「ちょっとレイなんなのこの部屋は!!!!!」
「なに」
「自分のことちゃんとできるって言ったから一人暮らし許したのに
いったいなんですかこの散らかった部屋は!!!!」
「問題ない」
「問題ないじゃないでしょまったくこの子ったら・・・・ちょっとお父さんもなんとか言ってやって下さいよ」
「ん?ほんまやこんなんやったら家に連れて帰らなアカンわ」

「ちょっとなんでファーストが家にいてご飯食べてんのよ」
「こらアスカ、お姉ちゃんに向ってなんですかその口の聞き方は。
ちょっとお父さんもなんとか言ってやって下さいよ」
「は?」
「ホンマや!ろくに料理もせん家事も手伝わんのに口だけは偉そうに
誰のおかげで育ててもろた思うとんねん」
「またバカな遊びやってんのねアンタら」
「ほらアスカも早くご飯食べなさい。レイお味噌汁おかわりする?」
「ありがと・・・・」
「ほんとにこの子ったらもう。あらミサトおかえり」
「なんでレイと鈴原くんがいるの?」
「それがまたバカシンジが変な遊びやってんのよ、家族ごっこ。
ホント、バッカみたい・・・・お母さんおかわり」
「はいはい。こらミサトすぐにビール飲まないの」
「いいじゃん仕事で疲れてんだから。これくらい」
「いいじゃんじゃないでしょ!まったく・・・だいたいね
仕事してるって言ったって女30で独身子供なしなんて負け犬よ?
ほらお父さんもなんとか言ってやって下さいよ」
「ほんまや!!!大学まで行かせてもろたのに親に孫の顔も見せられないなんて
ほんまに親不孝・・・・」
「結局オチは私かい!!!!!ゴ━━(#゚Д゚)=○)゚Д))゚Д)、;'.・━━ルァ!! 」
それでも真剣にお母さんを演じ、マメマメしく給仕するシンジに
バカだなぁと思いながらも家族を演じる一同であった。
「お母さん、おかわり」
「はいはい、まだまだたくさんあるからね」
「ありがと・・・」

加持とミサト自動販売機の前で秘密の話。呼びにくるシンジ
「ミサトさん、リツコさんが明日の空出張にしていく本気の男探しの合コンの
打ち合わせだって」
「な・・・・又今度ね」
「葛城・・・・本当なのか」
「ち、違うわよ!!!!本当に出張なの!!!」
「ハハハシンジ君。たまにはどうだ、お茶でも」
「へへへ、いッスよ」

「加持さんてもっと色キチガイな人かと思ってましたよ」
「安心してる相手だと平気でケンカを売るな碇シンジ君・・・。さっきの合コンの話も嘘なんだろ」
「いやあ、やっぱわかります?へへへ」
「ハハハ・・あんまり葛城を困らせないでくれよな」
「つーか周り女ばっかなんで疲れませんかここのへっぽこ組織。はぁ」
「いやいや幸せな事じゃないか・・・」
「これで本当にいいんですか?人類を救う組織として」
「・・・そうだ一つ君にいいものを見せよう」


スイカ畑に案内されるシンジ
「ああカワイイだろう。俺の趣味さ。みんなには内緒だからな
盗んでヤフオクに出品するのは無しだぞ」
「Σ(・ω・ノ)ノ ・・・ヤダなあそんな事考えたこともないですよ」
「ッフ( ̄ー ̄)何かを作る何かを育てるのはいいぞう
いろんなことが見えるしわかってくる。楽しいこととかな」
「でもどうせいつかは枯れてします、別れがやってくる、意味ないスよ」
「別れは辛いかい。辛いのは嫌いかい」
「絶対嫌ですね。毎日死と隣り合わせっスよ?正直やってられないっス」
「楽しいこと見つけたかい?」
「楽しいって思ったら失うのが怖くなる・・・無限ループっスよ」
「それでいいさ。辛いことを知ってる人間の方が人に優しくできる。それは弱さとは違うからな
君は立派さ」
「加持さんが作戦課長だったらいいのになぁ」
「ハハハ、ん、もしもし、はい、葛城から。今からシンクロテストをするそうだ」
「言ってるソバから、これかよ・・・・」

シンクロテストするチルドレン
「♪バンドのマネージャーはチョビヒゲでとっても明るいデヴー♪」
「やはりそうだわ。シンジ君のシンクロ率が落ちてきている。いつも変な歌を歌ってれば
シンクロ率上がるのに」
「アスカのシンクロ率を下げてるくせに・・・ほんとに手のかかる子ね」
「ただ先の事件で何かがあったんでしょうね。精神的なモノが」
「ますます参号機のパイロット言い辛いわね・・・・」
「でも本人には明日正式に通達されるわよ」
「気が重いわー絶対つるんでふざけて命令聞かないわ・・・・頭痛い」

屋上で語り合うシンジとケンスケ
「昨日の新横須賀のノーパンしゃぶしゃぶどうだった?」
「Σ(゚д゚lll)そんなとこ行ってないよ!!!!!軍艦見にいってたんだよ!!!!!」
「またまたー( ^∀^)ゲラゲラ」
「ったく。それよりちょっと気になる情報仕入れたんだけど」
「エヴァ参号機?」
「そうアメリカで建造中だったやつさ。完成したんだろ」
「あ、ああ・・・まぁな」
「隠さなけりゃならない事情もわかるけど、なぁ教えてくれよ!!!!」
「足は飾りだからついてないみたいだけど、偉い人達がなぁ」
「松代の第二実験場で起動試験をやるってんだろ。パイロットはまだ決まってないんだろ」
「そ、それはバードマンが決める事だからなぁ」
「俺にやらせてくれないかなぁ、ミサトさん。なぁシンジからも頼んでくれよ!乗りたいんだよ!!エヴァに!!!」
「だからバードマンが決めるんだって」
「だったらアスカはセカンドだからブービーじゃないか!!!!!4thチルドレンは関西弁?」
「う・・・・うぐぅ、そうだよトウジはパーやんなんだよ」
「じゃあ四号機が欠番になったって話は?ほんとにこれも知らないの?」
「しししし知ってるよ!!!」
「第二支部ごとふっとんだって。パパの所は大騒ぎだったみたいだぜ」
「きっとパーマンの力を悪用したからみんな動物に変えられたんだろ」
「・・・やっぱ末端のパイロットには関係ないからな。言わないってことは知らなくていいってことなんだろ
シンジにはさ」
「ち、違うよ!!!知ってるよ。お前俺をバカにしてんのか!!!四号機は過去に行ったんだよ!!!
セカンドインパクトを起こす奴の母親を殺しに行ったんだよ!!!!!」
「すまなかったな、変なこと聞いて」
「だ、だから知ってるって!!」
「しかし遅いなぁ。トウジ・・・いやパーやん」
「ま、街の平和を守りに行ってるんだよ・・・・・」

つづく

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