第参使徒、サキエルと対峙するエヴァ初号機
「え?歩くって?座ってればいいって言ったジャン!
それ以上は望みませんって言ったジャン!」
「シンジ君歩いて!」
「無理無理!」
「シンジ君しっかりして、早く、早く起きるのよ!」
「NO WAY NO WAY!イッターイ!!!!」

第弐話 見知らぬ天井



病院で目を覚ますシンジ
「第一脳神経科・・・やっぱ俺脳神経に異常があったのかぁ」
ストレッチャーで運ばれるレイにすかさず決めポーズ、勿論無反応。

エレベーターで父親と対面
「親父!俺やったよ!溜まってた三年分のお年玉くれよ!!!」
エレベーターは閉まる。

「ひとりでですか?」
「そうだ彼の個室はこの先の第6ブロックになる。問題なかろう」
「フォ━━━━ヽ(゜∀゜ )ノ━━━━ッッ!!!!」
「それでいいの?シンジ君」
「何が?やったぜ一人暮らし!」
「・・・・」絶対ダメだコイツと思い、引き取る決意をするミサト

「おいおいビールばっかじゃねえかよー。いつまでも若くないんだぜ?」
何の遠慮もなく上がり込み冷蔵庫を物色しだすシンジにかける言葉の見つからないミサト
何とか打ち解けようと明るく話し掛けるミサトだったが、シンジは手早く食事を済ませ
思わせぶりな笑顔で「シャワー、先、いいかな」

もうダメかも。やっぱ一人暮らしさせた方がと思っていると
「うぁぁぁぁぁぁぁ!痛い痛い痛い!」
風呂場でペンペンにつつかれているシンジを見て少し安心するミサト

リツコに愚痴を言い、風呂から上がって労いの言葉でもかけてやろうとするミサト
「シンジ君あけるわよ、一つ言い忘れてたけど・・・」
「うあああああ!」
案の定下半身丸出しで真っ最中
「ちがうよ!下着替えようと思ってたんだよ。今日は刺激が多かったし!
てゆうかノックしろよ!!!今日からここはオレの家なんだろ!!」
コイツは人に誉められる立派なことをこれからホントにしてくれるのだろうかと頭を抱えるミサトだった

つづく


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